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  • 高次脳機能障害で訴訟上の和解により賠償額が大幅に増額した事例
  • 高次脳機能障害で訴訟上の和解により賠償額が大幅に増額した事例
    堀江・大崎・綱森法律事務所

    ※この記事を書いた早坂悟郎弁護士は平成27年10月12日をもって当事務所を退所・独立いたしました。

    先日,交通事故により高次脳機能障害を負った被害者の方の損害賠償請求事件で,訴訟を提起することにより,訴訟前に保険会社側が提示した示談金額を大幅に超える内容での訴訟上の和解が成立したケースがありました。

    このケースの被害者の方は,事故当時まだ学生で,人生まだこれからという方でした。それが事故に遭って高次脳機能障害を負うことになり,自賠責の認定で6級の後遺障害等級となりました。

    私が代理人として入る前に,被告側保険会社から被害者の方に示された示談金は2000万円。保険会社の担当者は,被害者の方に対し,「これでもかなり多く見積もっている。これを上回るような示談金は到底出せない」と説明したそうです。

    しかし,この金額は,被害者側にも過失があることを考えても,明らかに,訴訟を起こした場合に想定される賠償金額を大幅に下回る金額でした。

    私が代理人となり訴訟を進めた結果,遅延損害金を含め合計7200万円の賠償額で訴訟上の和解が成立しました。

    任意保険にはそれぞれ保険会社独自の損害算定基準があり,これは裁判になった場合に認められる損害額よりも低く設定されています。

    特に,後遺障害が残った場合など,損害額が大きい場合には,任意保険基準の損害額と,裁判基準の損害額との間に大きな差が出る傾向があります。

    このような場合には,訴訟外での示談で終わらせず,訴訟を提起して裁判基準での損害額の支払いを受けた方が得られる賠償額が多くなります。ときには,今回のケースのように,何千万円もの違いが出てくる場合もあります。

    相手方保険会社から示談案が提示されたら,担当者の話はとりあえず聞いておいて,示談を成立させる前に,一度弁護士に相談されることをお勧めします。

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