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  • 脊柱変形障害の後遺障害認定につき異議申立てが認められた事例
  • 脊柱変形障害の後遺障害認定につき異議申立てが認められた事例
    堀江・大崎・綱森法律事務所

    ※この記事を書いた早坂悟郎弁護士は平成27年10月12日をもって当事務所を退所・独立いたしました。

    先日,交通事故に遭い,脊柱変形障害の後遺障害を負った被害者の方の,自賠責保険後遺障害等級異議申立てを行い,これが認められて,8級から6級に変更になった事案がありました。

    当初,自賠責保険被害者請求を行うにあたり,後遺障害診断書を提出しましたが,脊柱変形障害については,「脊柱に中程度の変形を残すもの」として,8級相当であるとの認定でした。

    しかし,後遺障害診断書に記載されている脊柱の幅の数値を計算すると,被害者の方の脊柱の変形の程度は,「脊柱に著しい変形を残すもの」として,6級の認定がされるべきものでした。

    等級認定を担当する自賠責調査事務所の調査員に問い合わせると,「後遺障害診断書を記載した医師は,脊柱の幅の数値を,適切な図り方で計測していない。当職が,お預かりした画像を,正しい方法で図りなおした結果,8級に相当する変形しか認められなかった」とのこと。

    医師でもない調査員が計測した数値と,医師が計測した後遺障害診断書の数値と,どちらが信用できるでしょうか。私は後者だと思いました。

    そこで,診断書を作成した医師と面談し,計測方法に問題がないことを確認した上で,等級異議申立て行った結果,6級の後遺障害が認定されました。

    このように,自賠責保険の等級認定は,医師などの専門家ではなく単なる調査員が障害の程度を評価するため,時には信用性に欠ける結果となる場合があります。

    そのような場合には,異議申立てを行うことで,専門家により構成される「審査会」で再度審査を受けることができる可能性があり,今回のように等級が変更になることもあります。

    後遺障害等級の認定に疑問を感じたら,弁護士に相談されることをお勧めします。

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