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  • 円満相続のための弁護士活用法
  • 円満相続のための弁護士活用法
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    阿部 竜司
    ※阿部竜司弁護士は平成28年9月30日をもって当事務所を退所・独立いたしました。

    みなさんこんにちは。弁護士の阿部竜司です。

    今回は,円満な相続手続を実現するために弁護士を効果的に活用していただく方法についてご紹介したいと思います。

    皆さんは,相続手続において弁護士はどのような場面で登場すると思われるでしょうか?

    弁護士といえば,裁判等の法的手続を代行することが主な仕事であるのだから,裁判等の法的手続によらなければ解決ができない程もめているようなケースで,弁護士に相談したり,依頼をすることになるのではないか,と思われる方がほとんどではないでしょうか。

    実際,裁判や調停といった,紛争解決のための法的手続について,ご本人の代理人として活動できる専門家弁護士のみですので,そのようなご相談やご依頼を受けることが多いことは事実です。

    ですが,そのような紛争になってしまっている場面でなくとも,円満相続の実現のために様々な形で弁護士をご活用いただくことができます。

    以下,いくつか活用例をご紹介いたします。

    ① 遺言書作成のお手伝い

    被相続人の方が,ご自身の財産をどのように分けるかについて,そのご意思をしっかりと遺言書の形で残すお手伝いをさせていただきます。

    以前の私のブログ記事でご説明させていただいたように,遺言書には法律上決められたルールや作成形式があるため,弁護士が法律家として作成のお手伝いをさせていただくことで,遺言者の方のご意思を適切に実現するためのサポートをさせていただいております。

    ② 遺産分割協議書作成のお手伝い

    ・相続人間で話合いはできているけれども,それをきちんとした遺産分割協議書にまとめるのが面倒である
    ・自分たちで作成すると,ちゃんとした法的な効力を持つ適正な文書にできるかどうか不安である

    といったようなお悩みをお持ちの方には,遺産分割協議書の作成をお手伝いさせていただくこともございます。

    作成に要する時間や労力を軽減するとともに,適正な相続手続を進められるという安心感をご提供できるサポートといえるかと思います。

    ③ コミュニケーションがとりにくい相続人の方とのお話合いのお手伝い

    もう何年も連絡を取っていないごきょうだいとの相続に関するお話合いや,法律上のルールについてあまりご存知でなく,ご自身のお考えに則った遺産分割方法を望まれる相続人の方とのお話合い等,ご自身で話合いを進めることについて精神的なご負担を感じるようなケースについて,人と人との摩擦を解消し,問題を解決する交渉の専門家として,弁護士が,円満なお話合いを進めるサポートをさせていただきます。

    ④ 被相続人のご意向実現に向けた交渉等のお手伝い

    例えば,既にこれまでお子様方に対して多額の援助をしてきたので,残っている財産は全て配偶者の方にお渡しされたいというようなケースを想定します。

    このようなケースでは,お子様方がそのような被相続人の方のご意向を尊重し,自ら遺留分減殺請求権(※「遺留分減殺請求権」についてはこちらをご参照ください。)の放棄手続を行ってくれれば何ら問題はございません。

    ただ,お子様方からなかなかご同意が得られないようなケースも中にはございます。そのようなケースにおいて,交渉の専門家として,被相続人の方のご意向が実現できるようサポートさせていただきます。

    もちろん,必ずしもすべてのケースで交渉がうまくいくとは限りませんが,上記のようなケースで無事にお子様方から遺留分減殺請求権の放棄を取り付けることができた場合,被相続人の方は,死後に配偶者の方とお子様方が紛争になってしまうのではないかという懸念を払拭して,安心して財産を残すことができます。

    以上のように,円満相続に向けた弁護士の利用方法は多岐にわたります。

    特に,相続に関するお話合いについて,特定の相続人の方の代理人として他の相続人の方とのお話合いを代行できる専門家は弁護士のみですので,円満な相続を実現されたい方はぜひ当事務所までご相談ください(なお,相続に関するご相談は,お電話相談・面談による相談のいずれも無料で実施しております。)