ブログ

  •  > 
  •  > 
  • 自賠責保険に対する被害者請求,異議申立てもサポートします
  • 自賠責保険に対する被害者請求,異議申立てもサポートします
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    阿部 竜司
    ※阿部竜司弁護士は平成28年9月30日をもって当事務所を退所・独立いたしました。

    こんにちは。弁護士の阿部です。

    今回は,自賠責保険に対する被害者請求及び異議申立てについてお話しさせていただきます。

    1,自賠責保険に対する被害者請求について

    皆さんは,交通事故の被害者として賠償を受けるにあたり,相手方の任意保険会社を通じてではなく,ご自分で直接自賠責保険にして賠償を求めることもできることをご存知でしょうか。

    交通事故賠償においては,このような請求を,被害者からの直接的な請求であることから「被害者請求」と呼称しています。

    通常,加害者が任意保険に加入している場合は,当該任意保険会社が,全ての損害賠償について一括して対応します。そして,後に,自賠責保険から支払われるべきであった範囲の賠償について,任意保険会社が,自賠責保険に対して請求する,というような流れになっています。

    もっとも,被害者側が希望すれば,このような任意保険会社による一括対応を解除し,自ら直接自賠責保険に対して,自賠責保険によって補償される範囲について請求することができます。これが被害者請求です。

    交通事故で被害に遭われた方の中には,症状が残った状態で治療が終了しているのに,一向に相手方の任意保険会社から後遺障害の等級認定手続(※簡単に言えば残存した症状の内容・程度に応じたランク付けです。1~14級まであり,番号が若いほど重たい後遺障害と扱われ,より高額の賠償を受けることができます。)に関する案内がされない,というような方が少なくありません。

    このような場合には,もちろん,保険会社に働きかけをして,等級認定手続をとるように促すという手段もありえますが,被害者請求に切り替えてしまった方がスピーディーに認定手続が進む,ということがあります。

    また,被害者請求に切り替えることにより,実際に動いてくれているのかわからない相手方保険会社に任せきりとなることなく,状況を把握しながら自賠責調査事務所(等級認定に関する調査を行う機関)と直接やりとりを行うことが可能となる,というメリットもあります。

    このように,時に被害者の方にとって,被害者請求は,適切な賠償を受けるための便利なツールとして使えることがあります。

    当事務所では,このような被害者請求のメリットを踏まえて,事案に応じて適宜被害者請求の代行サポートも行っておりますので,お気軽にご相談ください。

    2,自賠責保険の判断に対する異議申立てについて

    また,たとえ相手方保険会社が後遺障害の等級認定手続を適切に進めていたとしても,自賠責保険の後遺障害等級認定結果に対して納得ができないという場面もありえます。

    このような場合には,「異議申立て」という手続により,より高い等級を獲得することができる場合があります(実例として,早坂弁護士による本ブログの2013年3月28日付けの記事もご参照ください。)。

    異議申立てによって等級認定を覆すためには,単に異議申立ての手続きをとって異論を唱えればよいというものではなく,ある程度専門的な知見を基にして,異議申立ての根拠となる追加証拠を揃えるなどし,適切に申立てを行う必要があります。

    当事務所では,多数回の異議申立ての経験により,効果的な異議申立てのノウハウを蓄積しております。

    もし,自賠責保険の後遺障害等級認定結果に疑問を感じるですとか,そうでなくとも,専門家にチェックしてもらいたいというようなご要望がありましたら,当事務所までお気軽にご相談ください