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  • 後遺障害等級認定結果の理由について
  • 後遺障害等級認定結果の理由について
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    横山 尚幸

    事故後に通院を継続していたが,痛み等の症状が回復せず通院終了となった場合,後遺障害認定手続に進むことになります。後遺障害認定の結果は,書面にて知ることになります。

    書面には,後遺障害認定の結果とその理由が記載されていますが,理由を読み,どうしてその結果が導かれたのか理解することはできるでしょうか?

    理由を読んでも,どうしてその結果が導かれたのか,理解できない場合が多いと思います。

    認定理由を理解できないのは,当然であります。認定理由として記載された内容があまりに抽象的すぎることが原因といえます。例えば,複数の部位について後遺障害認定の申請をした場合,各部位の認定理由で同じ言い回しが使われていても,その意味内容が全然異なる場合すらあります。

    同じ言い回しでも,意味内容が全然異なる場合があることを知ったのは,自動車損害賠償保障法第16条の5第1項に基づき,照会を行ったことがきっかけでした。

    同条は,後遺障害認定結果のように保険会社から書面にて理由等が知らされた場合に,被害者がさらに詳細な説明を求めることができ,それに対し,保険会社が書面にて回答する義務があることを定めた規定であります。

    私が,同条に基づき照会を行った件は,6ヶ所について後遺障害認定の申請を行ったが,全て非該当と判断されていた件でした(非該当の結果に納得いかないという理由で,当事務所の無料相談を利用されています)。その認定理由を読んでみると,4ヶ所で「本件事故による骨折等の器質的損傷は認められず」という言い回しが用いられていました。

    受任後に,異議申立の準備として,外部機関に画像鑑定等を依頼することと並行して,同条の照会を行いました。

    照会結果を読み,驚きました。

    同じ言い回しのうち,2ヶ所は,「MRIに加齢変化はあるが,本件事故による骨折等の所見は認められないことから,本件事故による器質的変化は認められない」という内容,うち1ヶ所は「器質的変化は認められるが,本件事故によるものとは認められない」,うち1ヶ所は「加齢変化や外傷所見を含め,明らかな異常所見は認められない」という内容でした。

    異議申立を行う際には,非該当とした認定理由のどの部分に,判断の誤りがあるか指摘することが重要となります。しかし,非該当とした正確な理由を知ることができなければ,的確な主張をすることは不可能であります。

    前記の事案では,異議申立を行った結果,無事,後遺障害14級が認定されています。

    異議申立は,被害者自身でも行うことはできますが,弁護士に依頼していただいた場合には,上記のような手段も活用することができるということです。

    当事務所には,後遺障害認定の結果に納得がいかず相談に来られる方も多いです。そして,弁護士が受任し,異議申立を行ったことで,納得がいく後遺障害等級を得られた事案が多数あります。

    上記のような異議申立を行う際の工夫は,単純に本を読んでいるだけで習得できるものではありません。当事務所の弁護士全員が,創意工夫して事件処理に取り組み,互いに情報を共有しながら,日々研鑽を積んでいるからこそのものだと考えております。

    後遺障害認定の結果に納得が行かない場合には,是非,当事務所の交通事故無料相談を活用してみて下さい。