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  • 交通事故よる脳損傷後の後遺症につき後遺障害等級3級が認定された事例
  • 交通事故よる脳損傷後の後遺症につき後遺障害等級3級が認定された事例
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    堀江 健太

    歩行中に車にはねられて、脳に損傷を負い、全身に麻痺が残ったという方からの依頼でした。
     私が受任する前に、依頼者の方で後遺障害の申請をしたところ「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」として、5級が認定されたのですが、元からあった障害について「神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの」として7級に該当するものとされてしまったため、5級の自賠責保険金から7級の自賠責保険金を引いた金額しか受け取れない状況でした。
     受任後、主治医と面談して依頼者に残った障害の詳細について確認するとともに、症状が固定する前に作成された医療記録を詳細に検討したところ、依頼者が日常的な介護を要する状態であることや就労はできないことを示す記載を複数発見しました。
     3級の認定基準は「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの」というものですので、上記の医療記録を添付し、3級に該当する旨を異議申立書に詳細に記載した結果、無事3級が認定されました。
     また、既存障害についても、事故に遭う前の医療記録において、依頼者の歩行能力に問題は無いという記載があることを発見しました。
     9級に該当する場合の具体例として認定基準の中で挙げられているものに「日常生活は独歩であるが、不安定で転倒しやすく、速度も遅いとともに、脊髄の損傷部位以下の感覚障害が認められるもの」というものがあります。
     依頼者の既存障害が該当するのはせいぜいこのレベルであって、7級に該当するほどのものではないことを異議申立書に詳細に記載した結果、既存障害については、無事7級から9級に変更になりました。

    このように医師と面談したり、過去の医療記録を取り寄せて、その内容について精査した上で、異議申立を行うことにより適切な後遺障害の認定を受けることができる場合があります。
     交通事故のご相談は電話・メール・来所を問わず無料で行っておりますので、自賠責の後遺障害の認定がおかしいと思われる方は是非ご相談下さい。