ブログ

  •  > 
  •  > 
  • 解決事例(交通事故) 自賠責で事故との因果関係無しとされた後遺障害について、訴訟で賠償金を獲得した事例
  • 解決事例(交通事故) 自賠責で事故との因果関係無しとされた後遺障害について、訴訟で賠償金を獲得した事例
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    堀江 健太

    北海道・札幌の弁護士、堀江・大崎・綱森法律事務所のブログです。
    今回は、交通事故の解決事例のご紹介です。

    大腿骨頭壊死と診断されるも後遺障害非該当に

    本件の依頼者は、大腿骨頭壊死という怪我で、片足に運動障害が残ったのですが、これについて自賠責保険に後遺障害の認定申請を行ったところ、交通事故との因果関係はないと判断されました。
    そのように判断された理由として、事故直後1ヶ月ほどは特に痛みを訴えていなかったこと、加齢により起こりうる怪我であるところ、依頼者が高齢であったことがあります。

    しかし、依頼者はスポーツクラブに通うなど日常的に運動を行っている方で、交通事故とは関係なく大腿骨頭壊死が発症するとは考えがたい状況でした。
    そこで、2名の医師にカルテとレントゲン・MRI画像を見てもらい、意見を聞いたところ、1名は加齢により骨が脆弱になったことに起因するものである可能性が高いという回答で、もう1名は交通事故外傷によるものである可能性が高いというものでした。

    訴訟を提起し、後遺障害の賠償金を獲得

    保険会社との交渉では、自賠責で後遺障害に該当しない(交通事故と因果関係が無い)とされている以上、後遺障害の賠償金は払えないと回答を受けたため、訴訟により解決を図ることとしました。
    訴訟では、上記の交通事故外傷によるものである可能性が高いと判断した医師に意見書を書いてもらいましたが、保険会社からは加齢により骨が脆弱になったことに起因するものである可能性が高いという医師の意見書が出されました。
    裁判所の判断としては、交通事故とは関係なく発症したものであると考えられるというものでしたが、医師の意見書の他にも、依頼者が事故前は日常的に運動を行っていて、何の問題も発生しなかったことや、病院での定期的な健康診断でも骨について異常を指摘されたことがなかったことなどを丹念に主張したこともあり、後遺障害について一定の賠償金を支払う方向で和解を検討するよう保険会社に対して提案してくれました。
    その結果、14級相当の後遺障害に該当するという前提で賠償金が計算され、和解することができました。

    後遺障害非該当でも諦めず、ご相談を

    自賠責で後遺障害に該当しないという結論が出ると、交渉で後遺障害について賠償を得ることは非常に困難ですが、本件のように訴訟の場で丹念に主張することで、後遺障害について一定の賠償を行う内容の和解を勝ち取れる場合があります。
    自賠責で後遺障害に該当しないという結論が出た場合でも、ぜひ当事務所の無料電話・メール相談にて相談してみて下さい。