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  • 後遺障害等級認定非該当・・・でもすぐにあきらめないで!
  • 後遺障害等級認定非該当・・・でもすぐにあきらめないで!
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    阿部 竜司
    ※阿部竜司弁護士は平成28年9月30日をもって当事務所を退所・独立いたしました。

    みなさんこんにちは。弁護士の阿部竜司です。

    今回も交通事故賠償に関するお話をしたいと思います。

    前回の私のブログで触れた,自賠責保険の後遺障害等級認定結果に対する異議申立手続について,1つ具体的な事例をご紹介したいと思います(※実際にあった事件ですが,わかりやすくするために多少改変しています。)。

    その事案では,被害者さんは事故によって左足を痛めて,明らかに症状が残存している状態であったのに,自賠責保険の等級認定結果は「非該当」(等級がつかず,後遺障害に関する賠償はなし)でした。

    被害者さんはその結果に納得がいかず,当事務所にご相談に来てくださいました。

    私は,等級認定の結果に納得できないというお話でしたので,等級認定結果に大きく関わる書類である,「後遺障害診断書」(治療中止時点で残っている症状について,定まった書式に則って主治医の先生に作成してもらう書類です。)を確認しました。

    確認した結果,後遺障害診断書の内容としては,左足の点も含めて,等級の認定を受けることは難しいと思われるものでした。

    そのため,当初,私は,『一応,異議申立てという手続がありますが,結論が覆るのは難しいかもしれません。」という趣旨のお話をしました。

    ところが,よくよくお話を聞いていると,通院加療中,主治医の先生から,『左足の長さが短くなっている』という話があったというではありませんか!

    交通事故による受傷の結果,1つの足の長さが1cm以上短くなった場合には,13級という等級認定の対象になるものとされています。

    その被害者さんは,まさに1cm程足が短くなっているという話があったそうです。

    私は,被害者さんに,足が短くなっていることについて主治医の先生に診断書を書いてもらうようお願いしました。そして,書いてもらった診断書を証拠として,異議申立手続を行いました。

    約1か月後,あっさりと13級が認定され,その等級を基に,被害者さんは,ご納得のいく十分な賠償を受ける形で示談が成立しました。

    このように,ケースによっては,主治医の先生の記入漏れ等により,本来等級認定を受けられるはずなのに,非該当という結果となってしまう例がしばしばあります。

    しかし,一般の方は,後遺障害診断書の内容を読み取ったり,医師の話の中で後遺障害等級認定と関係する要素があったかどうかを見極めたりすることは困難であるため,結局非該当のままで,残存する症状に見合った十分な賠償を受けられずに示談をしてしまうケースもあると思われます。

    保険会社から送られてきた後遺障害等級認定結果が非該当だったとしても,すぐにあきらめずに,まずは一度弁護士にご相談されることをお勧めいたします。

    当事務所は,交通事故賠償のご相談については,電話相談も無料でお受けしておりますので,お気軽にご連絡ください。