ブログ

  •  > 
  •  > 
  • 交通事故が雪道(冬道)で起こった場合の特徴(過失相殺~過失による減額など)について【交通事故】
  • 交通事故が雪道(冬道)で起こった場合の特徴(過失相殺~過失による減額など)について【交通事故】
    堀江・大崎・綱森法律事務所
    種田 紘志

    弁護士の種田です。

    今回は、交通事故のテーマの中から、

    雪道で事故が起こった場合の特徴についてお話をさせていただきます。

    1 一般論

    交通事故が発生した際には、どのような態様(追突、センターラインオーバー、出会い頭衝突など)で起こったか、という点のほか、
    事故がどういうところ(交差点か交差点以外か、交差点としても、標識があるのか、路幅はどうか、など)で起こったのかが、
    損害額(過失割合・損害についてどの程度の割合を負担するべきなのかという割合)に影響をしてきます。

    2 事故現場と積雪

    交通事故の損害額について検討をする際、ご依頼者様から伺った事項や事故証明書に記載されている場所などを踏まえ、
    地図(グーグルストリートビューなど)を確認することがしばしばありますが、
    その際に出る地図のほぼ全ては雪の無い道路です。

    ですので、例えば地図上では路幅にはっきりと差があるような場合(この場合は広い道路を走行する車両の方が過失割合が低いと考えられています。)であっても、
    実際の事故発生時には同程度の路幅であった(このような場合には、左方が優先されることとなります。)と言う場合があります。
    この場合には、同程度の路幅での事故を基準として、過失割合が考えられることとなります。

    3 道路標識、道路標示と積雪

    また、路幅といった道路それ自体の状況のほか、道路標識、道路標示にも注意が必要です。
    道路標識、道路標示については、「歩行者や運転者が客観的に認知できるものである」必要があるとされております。

    裏を返せば、歩行者や運転者が客観的に認知できるものでない場合、その標識、標示は(一時的に)効力を失うと考えられています。
    つまり、雪に埋もれてしまって標示が全く見えない状況の場合、本来そこにある標識、標示に基づく主張等ができなくなる可能性があります。

    このように、雪道における交通事故は、単に一般的な付近の状況だけではなく、
    事故発生当時の現場の状況を踏まえた検討が必要不可欠になります。
    雪道における事故の損害額の検討、検討結果を踏まえた相手方との交渉につきましては、是非専門家である弁護士をご活用いただければと思います。

    当事務所では交通事故の無料相談も行っておりますので、是非ご活用ください。